2006年6月21日 (水)

社内に浸透させると言うコト

ISO9001の活動を進める上で何よりも苦労すること、
それは、現場のヒトたちへの周知徹底です。

つまり、ISO9001の考え方を細部に浸透させるコト。

コレって、スゴく大変ですよね。

事務局をやった人間にしか分からない世界とも言えます。

なのに、現場はちゃんとやっているのか、
また、どの程度理解しているのか、
社長や品質管理責任者(大抵No.2か3)は、その感触を得ることを事務局に求めます。

でも、コレを測定するのは至難の業!

実際、測定できたとしても、それがどの程度信憑性のあるものか、
判断する際、結局はドタ感でヒトが判断しちゃうワケです。

「まあ、文句が出て来ないってコトは、理解しているってコトですかねぇ」

そう思ってても、実際違ってた、なんてコトが日常茶飯事に起きます。

また、以前「教育・訓練」について、このブログで、
勉強会の最後にテストをやり、有効性を評価しました、みたいなコトを書きましたが、
テストの結果だけで、ISO9001が社内へ浸透しているかどうかが、
完璧に計れるとも思えません。

私は以前、同様に組織マネジメント関連の仕事をしていた教訓から、
ISO9001の認証取得活動は、同じ轍を踏まない方法を模索しました。

どうやったら、みんながすんなり受け入れてくれるだろうか。

そのコトを考えていくうちに、ある考えに行き着きました。

それは、従来のやり方を尊重するということです。

ISO9001のやり方に仕事を合わせるんじゃなく、
逆に今のやり方、今の考え方で足りない部分をISO9001で補っていく。

これだ!と思いました。

実際、従来のやり方が、どの程度規格要求事項に適合しているか、
じっくりと見てみると、実にコレが、多くの部分でオーバーラップしていました。

じゃあ、そのままでイケルところは、そのままでいいじゃん!

コレでだいぶ気が楽になりました。

また、現場のヒトへ説明もし易くなったのです。

例えばこんな感じ、

Aさん「IS0の記録様式の使い方が分からないんだけど。」

私「今まで使っていた帳票はどうでしたか?」

Aさん「使い易かったよ。」

私「じゃあ、今までの帳票を使いましょう!」

Aさん「えっ!、いいの?」

もちろん、ISOで求められているところが欠如している場合は、
項目を付け加えるなど、多少の変更は施しましたが、
大方、現状あるものをそのまま使用しています。

私が思うに、事務局の仕事って、

「従来のやり方を残しつつ、ISO9001の考え方を如何に取り入れていくか」

このコトに懸かっている様な気がします。

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